「在来種vs外来種 おおさかはどっちが多い?」クエスト中間報告

7月25日からスタートした
「在来種 VS 外来種 おおさかはどっちが多い?」クエストへのたくさんのご参加ありがとうございます。
2週間で700件を超える投稿をいただき、発見した種も400種を超え、にぎやかになってきました。
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投稿の多いいきものは?

夏の名物「セミ」が大人気でした。クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ等あわせて100件を超えています。中でもクマゼミは近年都市部で個体数を増やしている種です。街なかの街路樹でよく見られます。

希少種も…!

大阪府レッドリストに記載されている野生動植物等のうち27種(昆虫・クモ16種、鳥類3種、魚類2種、両生類3種、植物3種)の投稿がありました。ナツアカネやイトトンボの仲間が報告されていることから、ヤゴを育むきれいな水辺が大阪の市街地近くに残っていることが推測されます。大阪府内には多くの古墳やため池が残っており、そうした場所も貴重な生息場所と推測されます。
大阪府レッドリストについて

外来種は…?

外来種についても続々と発見報告が出ています。特に、南方から生息域を拡大している「キマダラカメムシ」や「クロマダラソテツシジミ」が多く報告されました。キマダラカメムシは東南アジア原産の大型カメムシで、食性が幅広く、様々な街路樹を餌とすることができます。温暖化によって越冬できる場所が増えたことが増加の一因と言われています。

「クビアカツヤカミキリ」等の特定外来生物の情報も引き続き募集しています。
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