気象庁より「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」と「日本近海でも海洋酸性化が進行」が公表されています。
海洋環境の変化は、水産資源の分布の変化や海藻や貝類の養殖への影響につながる可能性が指摘されています。
海面水温の長期変化傾向(日本近海)
出典:気象庁「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」
(https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/shindan/a_1/japan_warm/japan_warm.html)
↓気象庁のホームページから説明文を抜粋しました。
上昇率:
- 日本近海における、2020年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.16℃/100年です。 この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.56℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.26℃/100年)と同程度の値です。
- 海域別の海面水温(年平均)の上昇率は、日本の気温の上昇率と比較すると、黄海、東シナ海、日本海南西部、四国・東海沖、釧路沖で同程度、三陸沖、関東の東、関東の南、沖縄の東、先島諸島周辺では小さく、日本海中部では大きくなっています。
十年規模変動:
- 日本近海の海面水温には十年規模の変動が見られます。全海域平均水温では、近年は2000年ごろに極大、2010年ごろに極小となった後、上昇しています。
日本近海でも海洋酸性化が進行
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出典:気象庁「日本近海でも海洋酸性化が進行」
(https://adaptation-platform.nies.go.jp/map/Osaka/index_past.html)
↓気象庁のホームページから説明文を抜粋しました。
- 海洋生態系に大きな影響を与えることが懸念されている海洋酸性化の状況について調査した結果、日本近海では、世界と同程度の速さで海洋酸性化が進行していることが分かりました。