気象庁より「気候変動監視レポート2020」が公表されています。

ゲリラ豪雨や冬なのに暖かい日が増えたように感じていませんか?

気象庁では、日本と世界の大気、海洋等の観測及び監視結果に基づいた最新の科学的な知見をとりまとめて「気候変動監視レポート」として公表しています。

その2020年版が令和3年4月28日から公開されています。
(気象庁 報道発表資料)https://www.jma.go.jp/jma/press/2104/28a/ccmr2020.html
(気象庁 気候変動監視レポート)https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/monitor/index.html


レポート概要
■ トピック
Ⅰ 2020 年冬(2019 年12 月~2020 年2 月)の記録的な高温と少雪
Ⅱ 2020 年8 月に日本の南を中心とした海域で海面水温が過去最高を記録
■ 平均気温
1927年以降、日本の年平均気温の上昇は100年あたり1.5℃上昇
大阪の年平均気温はヒートアイランド現象の影響等により100年あたり2.6℃上昇
■ その他
日本全体では、大雨の発生頻度が増加
さくらの開花日やかえでの紅葉日の変動
海面水温や海面水位の変動・海洋のpHが酸性に傾く、海洋酸性化等の進行

このような地球規模の気候変動に人類が排出した温室効果ガスが影響していることへの確信度は高く、世界中で脱炭素の取組みが加速しています。

それでも、自然災害や熱中症、農林水産業等への影響は避けられないと予測されていることから、影響を避けたり、小さくするための「適応」の取組みも必要となってきます。

おおさか気候変動適応センターでは、気象関係のデータのみならず、将来の影響予測やそれに対する「適応」についても情報発信していきます。